国土交通省は、羽田空港の国際便増便のため新飛行経路案を示し、2020 年東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催までに実施する計画である。
品川区議会はこの間、品川区上空を飛行するこの新飛行ルート案に対して、2回の意見書提出を行い、現在、国土交通省により教室型説明会の実施等がなされているが、説明も対策も未だ十分とは言えないまま、実施まであと1年余と迫っている。
危険性が指摘される中で、南風時の1日4時間のうち3時間とはいえ、品川区上空を飛行することは、多くの区民に理解しがたい現状がある。落下物、騒音への不安、国の説明・周知不足等の理由により、品川区上空を低高度で飛行する新飛行ルート案を容認することはできない。
品川区議会は、国土交通省に対して品川区上空を飛行しないルートへの再考を強く求める。
以上、決議する。
平成31年3月26日
品 川 区 議 会